一方で新しく中学に入学する新中1生、中高一貫校で高校に上がる新高1生はすでにさまざまな備品を購入して準備を進めているようです。
この前は、中高一貫校の中3生に配布された「電子辞書」の学校からの案内を見ました。
記憶が定かではありませんが、シャープのもので市販はしないタイプとか書いてあったかと思います。
28000円と20000円のタイプが紹介されていました。
たけぇーー!!というのがストロングの感想。
ストロングはセコイのですぐに「高3の先輩にもらえよ」と。
「どうせ使っていないだろうし。くれないなら5000円で売ってくれというのはどうかな?」なんて。
アマゾンで似たようなものを探してみると、
やっぱり3万円弱ですなあ・・・
なにせ今は辞書といっても「英和だけ」とかじゃないですからね。
シャープのタイプにはこんなに入っている!
中学生バージョンでもこれですからねえ・・・
中学生バージョンをアマゾンで見てもやっぱり3万円弱です。
これらを見るとこの1つの電子辞書でたいていの事典はまかなえるという感じですな。
昨年のちょうど今頃、こんな質問がきたことがあります。
辞書について質問なのですが、電子辞書はどうなのでしょうか?紙の辞書をせっせと引いてきた私たち親世代からすると、当然というか、素朴に思うことですよね。1冊の辞書を中学・高校までぼろぼろになるまで引くことで、英単語を覚えていった自分たちには効果が理解できないのですが、同級生で中学受験をしている親に聞いたところ、ほぼ全員が電子辞書を使っているとか。
子供同士でも電子辞書は常識と言っているようです。
確かに発音を覚えるのには便利だと思いますが、キーをたたくだけでは単語は頭に入らないのではと思いますがいかがでしょうか。
この質問については、ストロングはこんな風に返しました。
もうみんな電子辞書ですね。私たちの世代からすれば随分と違和感があるのは確かです。
ただストロング自身は、その頃、「辞書を引く」という行為に酔って、ただ赤線を入れ、これだけ引いたぞ!というどうでもいい満足感に浸り、本来の辞書を引いてなにをしたかったのかを忘れていたように思います。
そういう意味からいうと、わからないから引くという電子辞書はそれだけで妙な満足感を覚えないのでいいんじゃないかとも思っています。
まあ、辞書に対しては考え方は人それぞれですからかまわないのですが、辞書であれ、電子辞書であれ、本来辞書を引く目的がなにか?
それが明確であれば引いた言葉の前後左右を見ることで、それを意識するだけで随分言葉は増えるのではないかと思います。
辞書を引いても覚えられるワケじゃない。
でも引くことで意識付けして覚えられるようになれば、それはすごいことです。
辞書を引いて勉強が終わりとならなければ、本でも電子でもどっちでもいいのではないかと勝手ながら思っている次第です。
皆さんはどう思いますか?
1週間ほど前ですか、ベネッセが販売しているニンテンドーDSソフトの『得点力学習DS』シリーズが100万本を突破したと発表されていました。
『得点力学習DS』シリーズは、教科書に対応した9教科別、受験対策専用のソフトがあるそうで、3年で100万本突破。
ベネッセニンテンドーDSソフト『得点力学習DS』を見てみると、教科別でも買えるようですが、9教科のパッケージだと、
中1・中2 9教科パーフェクトセット税込み 29,300円
中3 内申点・受験セット税込み 33,800円
やっぱり3万円前後。
こうしてみると、かなり大ざっぱな言い方ですが、辞書でも教科書準拠でも中学3年間、または高校3年間に必要とされる「知識量」はだいたい3万円前後で買えると言えないでしょうか。
問題はその3万円で買ったものをどう使うかですよね。
電子辞書も使い倒して元を取る生徒の率は20%いくでしょうか?
ストロングはいかないと思います。
3万円分を取り返すのは10%前後の生徒で、あとの90%の生徒は使える機能の1000分の1程度を使っておしまい・・・
そうなるんじゃないかな。
中高一貫生の案内を見ながら、そんなことを考えたので、生徒には、
「3万円の電子辞書の元は今のお前には取れないと思う。電子辞書はやめておけ!」
と言い、英和辞典を1冊プレゼントしました。
辞書も事典も使い倒さないとやっぱり自分のものにはなりませんからね。
まずは英和のおススメ辞書を使って引いて引いて引きまくり、辞書の便利さ、辞書すごさ、辞書の有効性を肌で感じ、感激し、辞書とはいかなるものかを把握したうえで、次のステップで大物の電子辞書にチャレンジさせることにしたのでした。
さあ、皆さんはどうされますか?
プレゼントしたおススメ英和辞典はこれ!