社会はまずは教科書と与えられた資料集ですね。社会の教科書なんかまともに読んだことがない中学生が「社会が苦手で・・・」なんて言おうものならビンタですな。
何回か読んで理解できない、イメージがわかないというのであれば、わかりますが、読んだこともないのに「わからん!」なんて不届至極。
教科書を読まないで問題集を繰り返しやっても、すぐ忘れてしまって実力テストで往生することにもなりますので教科書をまず丁寧に読み、出ているグラフや地図や年表も見る。該当する資料集も見る。たいていは学校で先生があれこれ話しながらやってくれるはずなので、その時はしっかり聞き、あとでもう1回見れば、多くは頭に残るでしょう。
授業を聞かないで家で頑張る勉強は社会に限らずもっとも非効率な勉強であることをお忘れなく。
「いやあ、今中3で歴史と地理の授業を全然聞いてなくて、これから改心して公民の授業はちゃんと聞いてやりますので、地理と歴史何をやったらいいのか教えてください」と言われたら、やっぱりまずは教科書を2回読んで、読みながら該当の資料集を見ろ!と言うでしょう。
その上で、いわゆる一問一答形式と言いましょうか、基本的な用語と知識を整理しつつ、確認するのがその次にやることでしょう。
最近の入試では記述や単なる暗記モノから一歩踏み込んだ出題がされるから「一問一答形式」の勉強は意味がないと言われることがあります。
しかし、なんでも物事にはステップというものがあって、基本用語や知識もなくして記述は書けないし、暗記モノから一歩進んだ問題なんてできるわけないんですから。
なので勘違いすることなく、教科書→一問一答で基礎知識と用語を確認したら、あとはいろいろと問題にあっていけばよろしい。
とにかく教材はなんでもよろしい。できれば薄いもので一通りササッといけるもの。もちろん1回じゃ覚えきれないので2回3回とやることになるので、できるだけ薄いものがいいでしょう。
1ページ1項目で構成。入試によく出る内容は白ヌキ番号で表示
一問一答式社会―高校入試
社会の問題を解くうえで,必要な資料を読み取る力に焦点をあてた社会資料読解問題集
中学総合的研究高校入試問題集社会資料読解 新装版
内容
地理
①地図・地形図 地図・地形図の読解
②日本地理 産業の割合・推移の読解
③世界地理 資源の分布や産業の割合の読解
④環境・国際 人・モノの動き、推移の読解
歴史
①古代・中世 史料文や組織図、文化財の読解
②近世 グラフの変化や史料文の読解
③近・現代/総合 年表や条約、経年変化を示すグラフの読解
コラム
公民
①政治 しくみ図や法令の読解
②経済 経済活動を示すグラフや流通のしくみの読解
③国際 国際社会の関係を示す地図・しくみ図の読解
高校入試 文章で答える問題の解き方 社会
内容
■地理編
第1章 日本地理
第2章 世界地理
第3章 世界と日本の結びつき
■歴史編
第1章 文明のおこり-天下統一
第2章 江戸時代-現代
■公民編
第1章 政治
第2章 経済
第3章 国際
2012年高校入試より社会の問題と解答解説を掲載。47都道府県の公立高校と主な国立・私立高校および高等専門学校を収録
2013年受験用 全国高校入試問題正解 社会
毎年5月とか6月になると発売されます。ここに紹介しているのは2011年度版ですが、1年や2年古くても問題なし。
てっとり早い問題集はやっぱりこれで一通りの基礎知識や用語ができたら、すぐやってもいいですね。基本的には私は中学1年が終了したら、子供に渡して習ったところをやっていく。社会の入試問題には地理とか歴史とかの融合問題もありますが、割と分野別に分かれているので受験生でなくても取り組みやすいのではないでしょうか。
通常、中間・期末テストが終了するとみんな一休みするわけですが、私たちは定期テストが終了したら、習った範囲の入試問題をやらせます。ながーーく記憶しておいてもらいたいですから。また入試問題がどういう形で聞かれるかも知ることもできる。ホント全国どこでもよく出るものはでますし。
定期テストが終わって一休みするから実力テストになると途端に弱くなったりもします。入試問題は、定期テストのように狭く深く聞かれません。浅く広くが入試問題、特に公立高校入試ではそうですから、定期テストが終わったら、また春休み、夏休み、冬休みなどの休み明けの実力テストがある場合は学校の課題をさっさと終わらせて、これをやるのがいいですよ。