高校受験のおすすめ参考書 > 問題集選びの考え方

6年一貫校に通う子供たちの問題集って!?

各ページで紹介しているおススメ問題集は基本的に公立中学に通う生徒を対象に書いています。

では、私立・公立に関わらず6年一貫校に通う子供たちはどうなのか?と思われるかもしれません。
 
しかし、基本的に6年一貫校に通う子供たちは学校側から豊富な教材を与えられているのが現状です。その上、さらに問題集を買い揃える必要があるのか?と言われれば、ほとんどないと思います。
 
6年一貫校では授業進度も早い。内容も深く掘り下げた内容になる。その分、教材やプリントも与えられる。それらをしっかりこなすことが最優先と考えています。
 
それを踏まえた上で最優先となるのが教科書でしょう。教科書があって、はじめて問題集となるのであって、教科書なしで問題集へと進むのは勉強の進め方としてはよろしくないと言えます。
 
それでなくても6年一貫校に通う生徒の宿題は一定量以上あるわけですから、まずは学校で与えられたものをしっかりこなすことを優先して下さい。私などは学校から与えられたもののうち、いくつかはやらずにもっと少なく選別して取捨選択をして勉強したほうが短時間で済むし、効率的であろうと考えているくらいなのですから。
 
そういう意味では6年一貫校の場合は問題集というよりはわかりやすい参考書が欲しいという要望があるのかもしれません。
 

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問題集選びよりも、問題集の使い方が重要!

「オススメの問題集を教えて!」というメールがホントによくくるのですが、私の基本的な答えはいつもこう。


今あるもので、いいですよ!(>_<)

いい教材を見つけることで、成績を上げよう!なんて考えている親のみなさんは、きっとがっかりされていると思います。

ストロングも、答えながら、「不親切な回答だな~」なんて心苦しく思っているため、今回は少し教材(問題集)選びについてお話をしてみたいと思います。

そうはいっても、大学受験用で予備校講師があみ出した参考書といった部類の本や、中学受験、高校受験用でも、難問だけを集めた問題集なんてものを除けば、どれも大差ないというのが、ストロングの正直な意見です。

え、ガッカリ??

確かに、成績がイイ子の親は、問題集などをよく知っています。俗にいう「良問」揃いの「名問題集」なんかをバシッと買い揃えているのも事実。

けど、成績がイイ子の親は、同時に問題集の使い方まで知っている!だから、より成果を上げることができるんですね。

ストロングが、


問題集選びよりも、問題集の使い方が重要!

なんて、ことあるごとに言っているのは、そのためなんですね。

このことは、親のみなさんには、ぜひ知っておいてほしいし、それを踏まえた上で、進んでほしい。

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受験生の問題集選びのポイント

ここでの問題集選びのポイントの対象は中学3年生、つまり受験生が入試を意識したときの問題集選びです。

ポイントは2つあります。

1つめは、1ヶ月程度で全部できる量の問題集を選ぶことです。場合によっては、単元に分けてやっても構いません。

2つめ、「6割、2割、2割」を目安に問題集を選びます。

お子さんにとって、

6割の問題は、既に解けるレベルであること。
2割の問題は、少し時間をかけて解くレベルであること。
2割の問題は、誰かに習わないとできないレベルであること。
これを1ヶ月で仕上げるのです。

お子さんの状況によって、この割合がうまく当てはまらない場合もあるでしょうが、少なくとも、誰かに習わないとできないレベルの問題の割合が2割以上にならない問題集を選ぶことです。

ぜひ一度本屋さんでお子さんの今の状況を頭に入れた上で、見てみてください。今は市販の問題集も多種多様でいいのがありますから!

高額教材は効果あるの!?

「高額教材」に関しての報道が最近続いたためか、「高額教材」についてのご相談が再び集中して多く寄せられました。

これらについては、すでにメルマガでストロングの考えは書きましたが、ここに改めて最近の報道をまとめて記しておきます。

さて、2008年5月28日付けで毎日新聞が記事を書いています。

多発する高額教材の販売トラブル。気を付けることは?

新学期スタートから間もなく2カ月。進級した子どもが授業に付いていけなくなったり、逆に物足りなさを感じたりするころだ。

「塾や家庭教師が必要か」と心配する親心に付け込み、家庭教師の派遣名目で高額な教材を売りつける悪徳業者が後を絶たない。

昨年7月、大阪府岸和田市の男性(40)は、突然送られてきた段ボール箱を見て驚いた。2個の箱に学習教材がぎっしり詰まっていた。

当時、長女は中学1年、長男は小学4年。学力を付けさせたいが、塾は夜の行き帰りが心配だった。

家庭教師ならと考えていた折、複数の家庭教師派遣会社から電話があり「無料体験があります」という業者の訪問を受けた。

長女と妻(37)を前に、担当員は数学の解き方をうまく教えてくれ、長女も好感を持った。

「教材は買いませんよ」とクギを刺す男性に、担当員は「派遣手続きの手数料が必要ですが、教材代は要りません」と即答。男性は安心し、長男の分と合わせて6年分計69万円の36回ローンを組んだ。

間もなく家庭教師が訪れ、同じころ段ボール箱が届く。

また、新たに月4回の家庭教師代1万3000円を請求された。

担当員に説明を求めると、69万円は派遣手続きの手数料と家庭教師の「道具代」という。

だが、家庭教師は箱の教材をほとんど使わなかった。約8カ月後、家庭教師から「会社と連絡が取れない」と聞き、会社が破産手続きを申請したことを知った。

業者は「ワイドグループ」(本社・大阪市、破産手続き中)。

平均50万円以上の教材を売りつけたとして04年12月、特定商取引法違反(不実告知)などで東京都から業務改善の指示を受けていた。

男性は消費生活センターや警察に相談し、ローンを8回払った段階で止めることができた。

かつてワイドグループの販売員だった20代男性は、毎日新聞の取材に「代金は事実上の教材代。なるべく教材には触れないように販売した。200万円以上で売り付けた同僚もいた」と
証言した。

国民生活センターには、ワイドグループに関する相談が07年度だけで575件あった。他業者も含めこの10年で教材に関する相談件数は減りつつある半面、1件当たりの契約額は増加傾向にある。

どうやって悪徳業者を見分けるか?

派遣業者で構成する「家庭教師派遣業協同組合」(東京都千代田区)の森田守保代表理事は「自宅に電話があった時点で用心すべきだ。優良業者は勧誘電話はかけない」と指摘。

「訪問したいと言われたら、まず資料を請求すること。その上で他の会社と比較したり、経験者の話を聞くなどして慎重に検討してほしい」と注意を促す。

家庭教師派遣に関するトラブル相談は「愛知県岐阜県家庭教師協会」(名古屋市、052・733・9282)や、最寄りの消費生活センターへ。【江畑佳明】毎日新聞

また、2008年5月28日付けで中日新聞が、

中央出版が答案採点、ワッセ社の顧客指導教材不正勧誘問題

中部経済産業局は28日、中央出版(名古屋市)の学習教材を訪問販売する会社(同市)の本社を、特定商取引法違反(勧誘目的の不明示など)の可能性があるとして立ち入り検査した。

民間調査会社などによると、訪問販売会社の役員には、中央出版の会長と社長が名を連ねている。経産局は両社の関係も調べるもようだ。

この会社は、「Wasse(ワッセ)コーポレーション」で、中央出版の高校受験向け教材「ジャストミート」を訪問販売している。

「迷惑な勧誘を受けた」との苦情が、中部地方の消費者相談窓口などに寄せられていたという。

関係者によると、販売員は中学生のいる家庭を、教材販売の勧誘目的を明らかにせずに、「テストを受けてみませんか」などと訪問。

結果的に、長時間にわたって執拗(しつよう)に教材の購入を勧誘していたなどの疑いがあるという。

さらに、翌29日付で続報として、

中央出版(名古屋市)の高校受験向け教材を訪問販売する「Wasse(ワッセ)コーポレーション」(名古屋市)が特定商取引法違反(勧誘目的の不明示など)の疑いで中部経済産業局の立ち入り検査を受けた問題で、中央出版がワッセ社の顧客にファクスによる指導を行っていたことが分かった。

経産局は両社の「親密さ」に注目。中央出版などに対し、ワッセ社との関係について文書で報告を求めるなどして関係の解明を急いでいる。

ワッセ社が訪問販売しているのは、中央出版の教材「ジャストミート」。

各教科の問題集や解説書、DVDなどのセットを93万円程度で売った事例がある。

同社などによると、中央出版は、ワッセ社から教材を購入した顧客がファクス送信してきた答案を採点し、学習法などを電話で助言している。

ジャストミートの売買契約時に交付する文書では、中央出版によるファクス指導を「ジャストミートに付帯する無料サービス」と明記。

3カ月間は無料だが、その後も継続を希望する場合、新たな契約と受講料が必要となる仕組み。

月額1万5000円から18000円程度で、ワッセ社ではなく中央出版の収入になるという。(省略)

中央出版の広報担当者はワッセ社との関係について「教材の販売会社にすぎず、資本や、従業員の人的な関係はない。問題があれば申し入れないといけない」と話している。

民間調査会社などによると、中央出版は1972年創業。主力商品の「ジャストミート」、小学生向けの「チェック&アタック」などの教材や「その時歴史が動いた」などの一般書籍を出版。

通信教育も展開する。2007年5月期の売上高は約231億円。

中日新聞

この記事で中央出版の2007年度の売上高が出ていますが、なんと売上231億円!!

すごいですねえ・・・・・

以前も紹介しましたが、京進の公開IR情報によれば、上場している塾の売上ベスト5は以下の通り(2005年度)。

1 (株)栄光 約391億円
2 (株)市進 約198億円
3 (株)ナガセ 約195億円
4 (株)東京個別指導学院 約160億円
5 (株)ワオ・コーポレーション約156億円

この年度の数字でいくと、中央出版は第2位につけることになりますから、その規模の大きさがわかると思います。

それだけ売れているということなんでしょう。

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管理人

ストロング宮迫

これまで1000人以上の子供たちに集団授業、個別指導、家庭教師などあらゆる形態において受験指導を経験。その過程において、親が勉強を教えることなく、子供の頑張りはそのままで成績を上げる「親技」を構想。03年成績向上委員会を立ち上げえインターネット上で塾任せ、子供任せにしない勉強スタイルを提案している。

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